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Live At Cheney Hall, 2002 

ム`川わにじ res
 今世紀に入ってから最初の作品はDerringer, Bogert & Appiceの『Doin' Business As…』でしたが,昨年4月17日に紹介済みです.

 その次は『Live At Cheney Hall』で,コネチカット州マンチェスターにあるチェニー・ホールでのライヴです.マンチェスターという地名ですがアメリカ北東部にあります.

 メンバーはベースにBruce Waibel,ドラムスにTom Curialeを従えてのトリオでのライヴになります.動画もあります.

 Bruce Waibelはこの時以外の参加はないようですが,トム・キュリアルTom Curialeは1994年から2012年にかけてリックさんのドラマー兼ツアー・マネージャーだったそうです.『Vintage Guitar』,p.63,2025年8月1日.

 https://fliphtml5.com/pyepf/jkrb/Vintage_Guitar%3A_Rick_Derringer/

 リックさんと一緒に来日したことがあるとの情報もありましたが確認できませんでした.ジョニーさんの最後の来日になる2014年4月の公演にドラマーとして参加していました.『Step Back』にも参加しています.

 音源: https://www.youtube.com/playlist?list=PL44gxJwuwoaawrHH1eMOMpaZOI0j6pqK-

 動画: https://www.youtube.com/watch?v=nqyhpZlabtQ
2026/04/06(月) 01:23 No.122 EDIT DEL

Jackhammer Blues, 2000 

ム`川わにじ res
 続く『Jackhammer Blues』もBlues Bureau Internationalからのブルース・カヴァ集になります.前作との違いは白人ブルースのカヴァが3曲と少なくなったことと,B.B.キングに始まるモダン・ブルースのカヴァが多いことです.

 前回メンバーを書き忘れましたが,Segovia Baderがベースで,Brad Kaiserがドラムスなのは同じです.キーボードだけはStuart BlankからMark Robertsonに交代しています.これらのメンバーはリックさんの他の作品への参加はありません.

 https://www.youtube.com/playlist?list=PL44gxJwuwoabCsjRM3QFGPD4v5jYSJE4_
2026/03/27(金) 12:03 No.121 EDIT DEL

Blues Deluxe, 1999 

ム`川わにじ res
 次作『Blues Deluxe』は5年ぶりにまた Blues Bureau International からのブルース集になります.最初の2作では第1作の「Mean Town Blues」以外はリックさんのオリジナルでしたが,本作はカヴァが多いのが特徴です.

 もちろんアメリカ黒人による本来のブルースの曲もありますが半分ほどで,残りは白人アーティスツの作品を取り上げています.アルバム・タイトルの「Blues Deluxe」はロッド・スチュアート在籍の第1期ジェフ・ベック・グループの作品ですが,B.B.キングの「Gambler’s Blues」にバディ・ガイの「Stone Crazy」を繋げたものです.

 他にもクラプトン,フリートウッド・マック,ボズ・スキャッグズの曲も取り上げられており,この白人作品のカヴァは次作にも受け継がれて行きます.さらに自作の「Funky Music」と「Still Alive And Well」のリメイクも収録されています.

 https://www.youtube.com/playlist?list=PL2FLxajeSGIC7-anT0T18gP7PoDjte2Ol
2026/03/01(日) 11:00 No.120 EDIT DEL

Tend The Fire, 1996 

ム`川わにじ res
 次作『Tend The Fire』は1997年のリリースで,珍しく『炎のように…』という邦題がつけられています.意味は「火の番をする」です.レコード会社は Blues Bureau International ではなく,Code Blue というところです.事情は不明.次作はまた Blues Bureau International になります.本作はロック寄りの選曲ですがブルースもあります.自作は1曲のみ.

 https://www.youtube.com/playlist?list=PL44gxJwuwoabpfiENuYfGjQXy8UVDtvaM

 キーボードに Peter Fish,ベースに Mike Leslie,ドラムスに Kevin Hupp という布陣ですが本作のみ.なお Kevin Hupp は1990年のエドさんとの来日の際のドラマーでした.

 ジョニーさんがスライドで1曲,エドさんがサックスで2曲に参加.他にホーン4名が加わっていますが,BS&Tやブルース・ブラザーズ・バンドで有名なトム・マローンがサックスでクレジットされていて,これは当然トロンボーンでしょう.

[追記] と思ったらサックスも吹くのですね.失礼しました.ベース・ギターも弾くそうで二度びっくり.
2026/02/16(月) 10:26 No.119 EDIT DEL

Electra Blues, 1994 

ム`川わにじ res
 リックさん復活第2作『Electra Blues』は前作同様に Blues Bureau International からのリリースで,同レーベルには6作を残しています.本作は全曲リックさんのオリジナルです.メンバーはベースが Brad Russell,ドラムスが Andy Doerschuk で前作と同じですが,前作参加のギタリスト Kevin Russell は参加していていないのでトリオでの演奏になります.

 https://www.youtube.com/playlist?list=PL2FLxajeSGICKcIUXToO1PO9DL9OQ79Lf

 「Blue Boogie」は珍しくインストルメンタル,と思ったら前作の「Blue Velvet」もそうでした.ソロ第1作の『All American Boy』の「Time Warp」も.他にもあったかな.
2026/01/30(金) 20:10 No.118 EDIT DEL

Back to the Blues, 1993 

ム`川わにじ res
 一昨年の12月28日に書いたように,リックさんには『Good Dirty Fun』(1983)のリリースから『Back to the Blues』(1993)までおよそ10年間のレコーディング・ブランクがありました.その間の活動については既に紹介しましたが,訃報に際してもかなり言及されていて,リックさんの活動の幅の広さがうかがえます.エドさんの初来日に同行したのも1990年1月でした.

 さて『Back to the Blues』ですが,ジョニーさんの『Guitar Slinger』(1984)を思わせるタトゥの入った手の甲が印象的なスリーヴです.タイトルを見ると有名ブルースのカヴァ集と思われるのですが,実はジョニーさんの「Meantown Blues」以外はリックさんのオリジナル曲でした.もう完全にCDの時代ですので11曲で61分,ギターもたっぷり弾きまくっています.ちなみに前作は37分半ほどでした.

 https://www.youtube.com/playlist?list=PL44gxJwuwoaYVTCibnY4bYmvOr_6TYTdD
2026/01/16(金) 18:41 No.117 EDIT DEL
 『Good Dirty Fun』へのアランさん提供曲は「Shake Me!」「Lesson Learned」「White Heat」の3曲でした.いずれも後のソロ・アルバム『Cupid Deranged』(2002)で取り上げられています.さらに「Shake Me!」を除く2曲は『The Face Of '69』(2010)にも収録されていて,確認はとれませんでしたが再録だと思われます.情報がありましたらお知らせください.

・Shake Me https://www.youtube.com/watch?v=1fIp6n1Aohg
・Lesson Learned https://www.youtube.com/watch?v=h91XFXpGNOI
・White Heat https://www.youtube.com/watch?v=qW2g-vVGF4c

 『Good Dirty Fun』のリックさんヴァージョンと聴き比べてみるのも一興かと思い,頭出ししておきます.

・Shake Me https://www.youtube.com/watch?v=f4_6tDFg6Cc&t=514s
・Lesson Learned https://www.youtube.com/watch?v=f4_6tDFg6Cc&t=690s
・White Heat https://youtu.be/f4_6tDFg6Cc?si=GOszZkDYZzXf8LpE&t=1307
2025/12/28(日) 19:11 No.116 EDIT DEL

アラン・メリル 

ム`川わにじ res
 たびたび言及して来ましたが,アラン・メリルさんについて改めてご紹介します.アランさんは1951(昭和26)年2月19日にニューヨーク州のブロンクス区で生まれました.母親のヘレン・メリルさんが「You'd Be So Nice to Come Home To」でデビュしたのは1954年だったのでそれよりも前になります.父親はアーロン・サクスというサックス奏者でした.

 幼少時についてはつまびらかではありませんが,ハイスクール時代にバンドでヴィレッジのカフェ・ウァ?(Cafe Wha?)の昼の部に出演していたそうです.時期が異なりますが夜の部に出演していたジミヘンがチャス・チャンドラーにスカウトされた店ですね.

 日本にやって来たのは1968年頃で,再婚して市ヶ谷に住んでいた母親に呼ばれたそうです.上智大の国際部に籍を置いて,ギターとヴォーカルでの音楽活動やモデルをしていたそうです.

 1971年に元テンプターズ・元PYGの大口広司さん,元ハイソサエティーの横内タケさんとウォッカ・コリンズを結成.ちなみにPYGと綴るのはアランさんのアイディアだったとか.かまやつひろしさんのサポートもしていて,交友は後年も続きました.1973年には『時間ですよ』にもちょっと出演.

 1971年と1972年に自己名義で1枚ずつ,1973年にはウォッカ・コリンズ名義で1枚のアルバムを残しました.1974年に渡英してアローズ(The Arrows)を結成.トリオ編成でアランさんはベースとヴォーカルを担当.1975年に「アイ・ラヴ・ロックンロール」をリリースしました.

 1977年にアローズはアルバム1枚シンブル6枚を残して解散し,アランさんは翌年にランナー(Runner)を結成し,アルバム1枚シングル2枚をリリースしましたが1980年に解散.アランさんは10年以上の時を経てアメリカに戻りました.

 リックさんとどのようにして出会ったのかは不明ですが,2024年2月27日に言及したように,1981年9月13日のリックさんのニューヨーク・パラディウムでのコンサートに参加して,音源は1998年の『Rick Derringer & Friends』のタイトルでKing Biscuit Flower Hourのシリーズの1枚としてCD化されています.

 翌1982年にジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツが「アイ・ラヴ・ロックンロール」をカヴァーし,ビルボード1位の大ヒットとなりました.このようないきさつから翌年の『Good Dirty Fun』にはソングライターとしても認められての参加になったと思われます.
2025/11/28(金) 11:27 No.115 EDIT DEL

Good Dirty Fun-2 

ム`川わにじ res
 さて『Good Dirty Fun』のレコーディング・メンバーですが,次のようにクレジットされています.

Rick Derringer : vo.& gt.
Donnie Kissellbach : bs.& vo.
James Wilcox : ds. & vo.

Additional:
Alan Merrill - gt. & vo.
Roy Bitten - Synthesizers on "When Love Attacks"
Benjy King - Synthesizers on "White Heat"
Bonnie Tyler - Sings Duet with Rick on "When Love Attacks"

https://www.discogs.com/ja/release/3382128-Rick-Derringer-Good-Dirty-Fun

 ベースのDonnie KissellbachとドラムのJames Wilcoxの二人は少し間が空いてはいますが前作のブルースカイからの最終作『Face to Face』に参加しています.キーボードのBenjy Kingは1曲のみとなりアディショナルとしてクレジットされています.

 気になるのは昨年12月28日に言及したアラン・メリルさんで,共作を含め3曲を提供しています.昨年2月27日に紹介した1981年9月13日のニューヨーク・パラディウムのコンサート(King Biscuit Flower Hourで放送)にも参加していました.アディショナルの扱いはちょっと不思議な気もします.
2025/11/17(月) 09:47 No.114 EDIT DEL

Good Dirty Fun 

ム`川わにじ res
 ここで話は昨年12月28日まで戻ります.その時には1983年に『Good Dirty Fun』というソロ・アルバムを発表し,1993年の『Back to the Blues』までおよそ10年間のレコーディング・ブランクがあり(アピスさんとの『DNA: Party Tested』は除く),しばしその間の活動について話題にしましたが,その『Good Dirty Fun』を改めて紹介します.

 このアルバムは日本でしかCD化されていないらしく,しかもLPと同時期,ごく初期のCDリリースだったようで,ヤフオクで12,000円で落札された例もあるように,非常に入手困難な状況にあります.

 でも幸いなことに,音源を聴くことはできます.

 https://www.youtube.com/watch?v=f4_6tDFg6Cc&list=RDf4_6tDFg6Cc&start_radio=1
2025/10/30(木) 00:04 No.113 EDIT DEL
 デリンジャーのライヴがもう1つありました.1978年7月7日のボストン公演です.メンバーはこの年にリリースされた『ロマンティック・シューター(If I Weren't So Romantic I'd Shoot You)』のメンバー,いわば第2期にあたり,ライヴは初です. Kenny Aaronson :bs.& background vo.とMyron Grombacher :ds.にNeil Giraldo :gt.,keys & background vo.が加わっています.

 ニールさんは1981年にパット・ベネターと共同名義のシングルを1枚リリースし,翌年結婚しています.2015年と2020年にも二人の名義のシングルがあるようです.マイロンさんは1980年リリースのパット・ベネターの2作目から都合9作に参加していました.

 https://www.youtube.com/channel/UCQMiPe4cqEcjTxdNiQi10Lw

 このボストン音源は2000年のリリースで,2020年には『In Concert-Live American Radio Broadcast-』とタイトルと曲順を変えて再リリースされています.7月17日の「デリンジャー・ライヴのまとめ」に追加しておきます.3年間で5作(会場は6か所)はライヴ・バンドとしての面目躍如たるものですね.

1976年9月22日 Agora Ballroom, Cleveland, OH
1977年2月18日 Whisky A Go Go, West Hollywood, CA
1977年4月15日 Public Auditorium, Cleveland, OH
1977年5月 3 日 Hartford Civic Center, Hartford, CT
1977年9月17日 Capitol Theatre, Passaic, NJ
1978年7月 7 日 Paradise Theater, Boston, MA
2025/10/14(火) 06:46 No.112 EDIT DEL
 ちょっと早いですがいつも遅れ気味なので余裕を持って.1965年10月2日にリックさん率いるマッコイズが「ハング・オン・スルーピー」でBB#1を獲得してから60年が経ちました.1965年7月のリリースでした.

 https://www.youtube.com/watch?v=WbZq5idUJcI
 https://www.youtube.com/watch?v=O4BZZvRIv3Y

 この曲については以前の板でも話題にしましたが,少し書き足しておきます.オリジナルは曲名が異なり,「My Girl Sloopy」で,LAのソウル・グループ,The Vibrationsが前年の1964年にリリースし,BBで26位,R&Bチャートで10位になりました.

 https://www.youtube.com/watch?v=2XdxS8YsHYA

 実はこの曲をおそらくマッコイズよりも早くカヴァしていたのがジェフ・ベック時代のヤードバーズでした.4月13日にレコーディングし,7月5日にリリースされたアメリカ編集盤LP『For Your Love』にオリジナル・タイトルの「My Girl Sloopy」収録され,イギリスでは3曲入りEP『Five Yardbirds』に収録されて8月5日にリリースされました.このEPはチャートの2位まで上ったそうです.

 https://www.youtube.com/watch?v=hHy5CgXFTzc
2025/09/27(土) 15:28 No.111 EDIT DEL