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 昨年5月7日に紹介したVol.9以来しばしご無沙汰の『Guitar Magazine LaidBack』ですが,7月発行のVol.10についてご紹介します.

 Vol.10はレスポール・ギターの特集でしたが,残念ながらジョニーさんへの言及はありませんでした.ジョニーさんもレスポールを弾いていたので,それらのレスポールについてはいずれご紹介したいと思います.

 ジョニーさんは出て来なかったものの,ジョニーさんトリビュート・バンド(since 2017)を率いてYouTubeなどで活動している鈴木Johnny隆さんの記事がありました.ファイヤーバードやレイザー,ボス・コーラスやミュージックマン・アンプなどの使用機材(要するにジョニーさんと同じ)も紹介されています.

 そのジョニーさんぶりはYouTubeにもたくさん挙がってますのでご覧ください.これは今回の記事についての動画です.

https://www.youtube.com/watch?v=N0VfmJ94Dwc&ab_channel=%E9%88%B4%E6%9C%A8Johnny%E9%9A%86

https://www.youtube.com/user/JohnnyGuitar1965/videos
2023/01/17(火) 17:28 No.38 EDIT DEL
 アンドのライヴ音源がもう1本見つかりました.1970年11月27日はニューヨークはキャピトル・シアターでのライヴ音源です.『And Live』が収録された1970年10月のフィルモア・イーストの次になります.

 キャピトル・シアターはニュージャージーのパサイクをはじめ全米に20か所以上あるそうですが,これはおそらく元祖のブロードウェイ沿いにある古いシアターです.

 セットリストはアンドの標準的なものですが(スロー・ブルースは「Five Long Years」を採用),特筆すべきはドラムス・ソロの曲があること.クリームの「Toad」やゼップの「Moby Dick」同様に,ドラムス・ソロのために作られたリフだけで,曲名は不明です.オーディエンス録音で音質もよくないですが,この1曲だけでも貴重な資料ですね.1時間37分はたぶんフルセットでしょう.

 https://www.youtube.com/watch?v=-70YQGJEhS4

 告知を見るとTin HouseとともにEdgar Winter's Pure Trashという名前がありますね.初耳ですが最初はそう名乗っていたのでしょうか.ちなみにレコード・デビュは翌1971年になります.
2023/01/10(火) 14:08 No.37 EDIT DEL

The Old Grey Whistle Test 

ム`川わにじ res
 イギリスBBC制作の『The Old Grey Whistle Test』にはジョニーさんもエドさんも出演歴があり,2001年に2枚組DVD化された際にはEWGの「Frankenstein」が収録され,2004年の第3集にはジョニーさんの「Jumping Jack Flash」が収録されました.

 EWGの放映は1973年7月17日で,ほかに「Rock N Roll Boogie Woogie Blues」と「Hanging Around」が放映されました.ジョニーさんの方は1974年10月29日で,ほかには「Golden Days of Rock & Roll」がありました.

 上記2曲以外のソフト化は確認できませんでしたが,再放送でもあったのかYouTubeで見つかったものをご紹介します.「Hanging Around」以外は単独のものもありました.

 Frankenstein ~ Rock 'n' Roll Boogie Woogie Blues ~ Hanging Around」

 https://www.youtube.com/watch?v=sce9WiuBn7M

 Johnny Be Good ~ Golden Olden Days Of Rock & Roll

 https://www.youtube.com/watch?v=uPGK2iTpb2g

 おまけはサディスティック・ミカ・バンドです.出てたんですね.1975年10月7日.

 Wah-Kah! Chico(Time To Noodle) ~ 塀までひとっとび(Suki Suki Suki)

 https://www.youtube.com/watch?v=6lnwgeh2Luc
2023/01/02(月) 21:05 No.36 EDIT DEL
 1970年10月2日と3日のフィルモア・イーストの音源は『And Live』(1971)に収録され,さらに『Live at the Fillmore East 10/3/70』(2010)もあります.編集前の「I’s My Own Fault」や「Mean Town Blues」を聴くことができます.

 https://www.youtube.com/watch?v=vco9N32c1Gg

 1971年2月2日(1日説もあり)はストックホルムのKoncerthusetでの音源.

 https://www.youtube.com/watch?v=rW8e5CAVIho

 1971年3月13日のフィルモア・イースト.

 https://www.youtube.com/watch?v=9vvpKtZwa9Q
2022/12/26(月) 20:37 No.35 EDIT DEL
 関連でアンドのライヴ音源をご紹介しておきます.まずはアトランタ・ポップから.1970年7月5日.4日説もあるようです.

 https://www.youtube.com/watch?v=KuLyjEv9yEk

 1970年9月17日のシカゴでのアンドのライヴ音源です.ドラマーはボビーさんになっています.

 https://www.youtube.com/watch?v=4HhbB94Yh50
2022/12/26(月) 20:36 No.34 EDIT DEL
 オールマンの映像も見つかりましたので貼っておきます.こちらは7月3日の演奏のようです.5日にはジョニーさんも参加した「Mountain Jam」もあるので映像があれば見てみたいです.

https://www.youtube.com/watch?v=Enw8ob5991w

 グランド・ファンク・レイルロードもありました.これは5日かな.上腕の飾りはアームレットとかアームカフとかいうそうでジョニーさんもしていましたね.いまは男性用を見かけませんが当時は流行っていたのかな.

https://www.youtube.com/watch?v=5LTRSJC5nys

 同フェスからは4日のジミヘンのみが『Electric Church』というタイトルでソフト化されています.ジョニーさんのもしっかりリストアされているのでソフト化に期待したいですね.
2022/12/17(土) 08:40 No.33 EDIT DEL

Re 凄い情報量 

ム`川わにじ res
>>Mieko親方

 よくなられたようで何よりです.アトランタ・ポップ関連であと2回ほど引っ張る予定ですが,その次は2013年の『They Only Come Out at Night』40周年記念公演で唯一演奏されなかったあの曲の動画が登場しますので乞うご期待.

 ごらんの皆様もあれこれとどしどし書き込んじゃってくださいな.
2022/12/05(月) 21:35 No.32 EDIT DEL

凄い情報量

mieko@骨折病み上がり res
親分、
ありがとうございます

スマホ打てるようになりました。
2022/12/05(月) 19:18 No.31 EDIT DEL
 待望久しかった第2回アトランタ・ポップ・フェスティヴァルの映像がちょっとだけですが見つかりました.アンド期ですがランディさんが倒れたのでドラマーはエドさんでした.最後は手の豆が潰れて出血しながらの熱演だったそうです.写真すら見たことがなかったので,ジョニーさんの使用ギターがエピフォン・ウィルシャーだったというのも初めて知りました.

https://www.youtube.com/watch?v=tivmvtg2Nq4

 「Prodigal Son」の音源は『True To The Blues - The Johnny Winter Story』に収録されています.『Johnny Winter And』でリックさんが「Layla」のリフと同じフレーズを弾いていると指摘されていますが,ここでもやっていますね.

 ドミノスによる「Layla」のレコーディングはこの年の9月9日だったそうなのでリックさんの方が早いですが,リフはアルバート・キングの「As The Years Go Passing By」(1967年6月9日)の歌メロから採ったとされているのでリックさんも同じなのでしょう.
2022/11/27(日) 08:27 No.30 EDIT DEL
 CBSソニーは1968年の設立で,ノイマン社のSX-68カッティング・マシーンを使用した「SX68サウンド」が売りでした.2年目の1969年には独自編集のオムニバス盤のリリースが開始されたようで,「CBS・ソニー・レコード発売一周年記念盤」として『The Sounds Of Rock Revolution!!』がリリースされ,おそらくその後も続くオムニバス盤の第1弾なのでしょう.

 ジョニーさんはB面ラストに「I’m Yours And I’m Hers」が収録されていますが,デビュ・アルバムとほぼ同時の収録になります.翌1970年には『The Sounds of Rock Revolution '70』がリリースされ,ジョニーさんはA面ラストに「Johnny B. Goode」が収録されますが,これはもちろんスタジオ録音でしょう.

 その後は不明ですが1974年の『The Sounds of Rock Revolution』に同じく「Johnny B」が収録されていますが,アンド名義のライヴ・ヴァージョンだったかどうかは不明です.1970年代後半になると2枚組の『Super Rock Live』,『Super Rock Festival』,『Three Super Rock Guitarists』のスリーヴに姿を現して,もはや定番となっていた「Jumpin’ Jack Flash」や「Johnny B.」のアンド・ライヴ・ヴァージョンが収録されるようになります.
2022/11/10(木) 18:41 No.29 EDIT DEL
 ニューポート以外にもいくつかジョニーさん関係がありました.

 まずコロンビアからのファースト・アルバム『Johnny Winter』のレコード評が掲載されていました.タイトルは『世紀のスーパースター/ジョニー・ウインター』.アメリカでは4月リリースでした.以前紹介した『Second Winter』が10月のリリースでレコード評が翌1970年6月号だったので,それよりは早い日本盤リリースだったことになります.

 他方,『Progressive』の方はCCRなどと並んで『百万ドルのブルース・ギター/ジョニー・ウインター登場』というタイトルで東芝音工の広告に掲載されています.レコード評はいつだったか不明ですが,1988年にシンコーから出版された『ロック貴重盤』という本に復刻されていたので,掲載されことは間違いないです.
2022/10/31(月) 20:40 No.28 EDIT DEL
 ニューポート・ジャズ・フェスティヴァル1969についてはグラヴィアの他にデビット・タン(画像でジョニーさんの左)というレポーターが記事を寄せています.これが扉とともに7ページもあり,翌月号に掲載された同じタンによるウッドストックのレポートが4ページしかなかったことと比較すると,この名門ジャズ・フェスへのロック勢の参加はよほど画期的な出来事だったのでしょう.

 ジョニーさんのステージについては次のように書かれています.「ステージに並べられたスピーカーの数はおそらくこのフェスティヴァルでは最高でドラム,ベースをバックに,体が宙に浮く感じで弾くギターは,誰が聞いてもしびれ,黒人のブルースとは違い,彼のブルースには喜びが感じ取れる.アンコールにはB・B・キングが再度登場し,白と黒のデュエットを演じ,この豪華な顔合わせは,ニューポートでしか見られないだろう」(p.67).

2022/10/20(木) 07:29 No.27 EDIT DEL